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着眼点③ and / but / or の徹底分析

Lesson3 本文 ― 等位接続詞が「何と何を繋いでいるか」を一目でわかるように整理しました。

and = 並列「A も B も」 or = 選択「A か B か」 but = 対比「A だが B」
大原則:and / but / or は「同じ働きをする」語(句)・節どうしを繋ぐ。
見つけ方:まず接続詞の後ろの形(品詞)を見る → それと同じ形のものを前から探す。
メリット:繋がれている要素を正しく束ねられるので、文の骨組み(主語・動詞・修飾の範囲)が崩れず、訳と構文把握が一気に安定する。

or① 3つの名詞句を選択で繋ぐ

第1段落(下線部1)

…would you take the person with the highest IQ score, the best grades, or the strongest need to achieve?
the highest IQ score / the best grades or the strongest need to achieve
何を繋ぐ?take の目的語になる3つの名詞句(A, B, or C 型) 判断の根拠or の後ろが名詞句 → 前にも同形の名詞句が並ぶ。カンマ区切りの最後に or。 メリット「IQ・成績・達成欲求のどれを選ぶ?」と3択の問いだと確定でき、設問(1)が解ける。

but② 2つの動詞句を対比で繋ぐ

第1段落(下線部2)

some high school graduates who did not go to college but now have their own successful companies…
did not go to college but (now) have their own companies
何を繋ぐ?関係代名詞 who に続く2つの動詞句(過去の事実 ↔ 現在の事実) 判断の根拠but の前後がどちらも〈動詞句〉。意味も「大学に行かなかった ⇄ 会社を持つ」と逆接。 メリット2つの動詞句が同じ who に係ると分かり、「大学に行かなかったが今は会社を持つ卒業生」と一塊で訳せる。

andor③ 主語の and と 目的語の or(1文に2つ)

第1段落 末尾

In the long run, desire and determination exceed talent or brains.
desireanddetermination =主語(名詞) talentorbrains =目的語(名詞)
何を繋ぐ?and=主語の名詞2つ/or=動詞 exceed の目的語の名詞2つ 判断の根拠and / or の前後がどちらも単独の名詞。位置(動詞の前=主語/後=目的語)で役割を区別。 メリット「欲求と決意 が 才能や頭脳 に勝る」と、主語2語・目的語2語の対応が崩れず訳せる。

★ 重点解説:and が 3 つ出てくる文(下線部3)

設問「and が何と何を繋ぐかに注意して訳しなさい」のターゲット。3つの and を順に見ていきます。

you are determined and① focused toward success and② motivated to continually evaluate and③ improve your performance
3つの and がそれぞれ繋ぐもの
and ①
determined + focused (toward success)
be 動詞に続く形容詞(過去分詞)どうし
and ②
〔determined and focused…〕 + motivated to…
大きな2つのカタマリを束ねる「中心の and」
and ③
evaluate + improve
to 不定詞の中の動詞どうし
この文の見方:「and (A) and and (B)」 ― 中心の and② が、and①入りのカタマリと and③入りのカタマリを繋ぐ
and (A) and ② and (B)

この文は形容詞を3つ並べただけ(A, B, and C)ではなく、2つの大きなカタマリが中心の and② で繋がれていると見ると構造がきれいに割れます。

A = determined and① focused toward success
(成功に向けて「決意し・集中している」)
and② B = motivated to … evaluate and③ improve your performance
(成果を「評価し・改善する」意欲がある)

つまり and① と and③ は各カタマリの内部で小さな並列を作り、中心の and② がその2つのカタマリ全体を繋いでいる ― これが「and (A) and and (B)」(=前の and と後ろの and を、真ん中の and が繋ぐ)という捉え方です。

この見方で訳すと:
「あなたは(A)成功に向けて決意を固め集中し、(B)絶えず自分の成果を評価し改善しようという意欲をもっている。」
— A=目標へのひたむきさ、B=自己改善の意欲、という2つの内容が中心の and② で対等に並ぶ。
メリット:3つの and を「どれが大きく・どれが小さく束ねるか」で階層づけできるので、形容詞がただ羅列されている文に見えず、 「目標志向」+「自己改善」という2本柱として意味を正確に取れる。設問(2)の和訳が安定します。

and④ 3つの名詞を並列で繋ぐ

第2段落

…an organizing force in linking your thoughts, feelings and actions.
thoughts/feelingsandactions
何を繋ぐ?動名詞 linking の目的語になる3つの名詞(A, B and C 型) 判断の根拠and の後ろが名詞 actions → 前のカンマ区切りの名詞 thoughts, feelings と同列。 メリット「思考・感情・行動」の3つが等しく結びつけられる対象だと分かり、訳の範囲を取り違えない。

and⑤ 2つの動詞句を並列で繋ぐ

第2段落 末尾

…you go out of control and eventually give them up.
go out of control and (eventually) give them up
何を繋ぐ?主語 you に続く2つの動詞句(制御を失う → 結局あきらめる) 判断の根拠and の前後がどちらも動詞句。間の eventually は後ろの動詞句を修飾する副詞。 メリット主語 you が2つの動作を行うと分かり、設問(3)「失敗の理由」の説明に直結する。

but⑥ 節レベルの対比で繋ぐ

第3段落

Low-need achievers also kept trying, but only when they were told the task was easy.
also kept trying(挑戦は続けた) but only when … easy(簡単と言われた時だけ)
何を繋ぐ?「挑戦を続けた」という内容と、それに条件で制限をかける副詞節を逆接で結ぶ。 判断の根拠but の後ろに only(限定)+when節 → 前の主節に「ただし~の時だけ」と但し書きを付ける逆接。 メリット「続けた、ただし簡単な時だけ」という限定が読み取れ、高達成者との差を正確に対比できる。

参考:着眼点の例文

You can choose cake, pudding, or ice cream. → or が名詞3つを選択で並列
We helped the search party find and rescue the missing climbers. → and が動詞2つ(find / rescue)を並列